女性用ウィッグには、オシャレのためのウィッグが多いのですが、これまでの男性用ウィッグは、実用的なものばかりでした。それは、女性にはファッションとして、ウィッグを楽しむ人が多いのに対して、男性は薄毛対策として使うケースが多いからです。しかし、最近ではオシャレを目的とした、男性用ウィッグを使う人が増えています。本記事では、オシャレのための男性用ウイッグをご紹介します。

ウィッグの種類

男性用ウィッグは、ほとんどが薄毛対策として使われていますが、オシャレのためのウィッグも増えています。オシャレを目的とした男性用ウィッグには、フルウィッグと部分ウィッグがあります。フルウィッグは頭全体を覆うウィッグで、部分ウィッグは一部分だけに使うものです。男性用には、ヘアスタイルもカラーも豊富にあるので、自分に合ったウィッグが選べます。ロングヘアからショートヘアまで、いろんなタイプのウィッグがあるので、その日の気分で好みのウィッグをつけて、出かけるのもいいでしょう。

また、アウトドアやインドア、フォーマルやカジュアルなど、目的に合わせて選ぶこともできます。友人と出かけたり、デートの際にもウィッグを使い分けると、ライフスタイルの幅が広がります。男性がオシャレでウィッグを使うメリットは、いつもの自分とは違う自分になれることではないでしょうか。普段会社勤めしている人は、好きなヘアスタイルにするといっても限度があります。本当は、髪を長くしたくてもできないし、髪を染めたくても我慢するしかありません。

それなら、せめて休日くらい、好きなヘアスタイルで過ごしたいという人も、少なくないでしょう。男性が、オシャレでウィッグを使う目的は、ここにあります。なにもフルウィッグでなくても、部分ウィッグを使うだけでも、休日だけ好みのヘアスタイルに変えることができます。部分ウィッグは、自分の髪の毛に部分的につけるウィッグで、前髪だけ少し足したいといった場合に使います。

ヘアスタイルを変えると、ガラリと印象が変わるのは、女性だけではありません。男性も同じように、ヘアスタイルによって大きく印象が変わります。男性は女性のように化粧しないので、ヘアスタイルを変えるだけで印象が変わると同時に、気分まで大きく変わります。だから、男性にとって休日にヘアスタイルを変えるのは、ストレス解消にもなるのです。男性がオシャレでウィッグを使うのには、こういった理由があります。

ウィッグは材質選びが重要

男性がオシャレで使うウィッグは、素材に注意して選びましょう。ウィッグに使われる毛には、人毛、人工毛、ミックス毛の3種類があります。

人毛

人毛で作ったウィッグは、見た目も自然でサラサラした感触を楽しめます。本物の人の毛なので、太い毛や細い毛などさまざまで、毛の色も1本ずつ微妙に違います。しかし、それが自然な毛なのです。使用しているうちに、髪の水分が抜けていくので、色が褪せて髪質が硬くなるため、定期的にトリートメントする必要があります。

人毛は、ナチュラルさが最大の特徴です。耐久性が高いので、アイロンでスタイリングしたり、パーマをかけられるなど、自由度の高いウィッグと言えるでしょう。ただし、人毛を使うと、価格が高めになるのが難点です。

人工毛

人工毛は、人毛のように、使っているうちに色が褪せることはありません。そのため取り扱いは簡単ですが、強く摩擦すると縮んで、癖毛のようになるおそれがあります。耐熱形状記憶毛を使用しているタイプが多く、スタイリングが楽にできます。コスプレなどに使われることが多く、化学繊維でできているので、値段が安いのが特徴です。

ミックス毛

ミックス毛は、上記の2つの特徴を兼ね備えており、人毛30％、人工毛70％の割合が、一番自然に見えて手入れがしやすいと言われています。耐熱形状記憶毛を使用しているので、スタイリングが楽にできるのも、ミックス毛の特徴です。人工毛は摩擦に弱いので、摩擦の多い襟足には人毛を使い、それ以外の部分を人工毛にした、ミックス毛が人気があるようです。

カラー選びは自由

男性用のウィッグは、ほとんどが薄毛対策として使われているので、自分の髪の色とウィッグの毛の色を、合わせる必要があります。しかし、オシャレで使う男性用ウィッグは、自毛の色に関係なくどんな色でも使用できます。だから、オシャレな男性用ウィッグは、遊び感覚で使うことができるのです。特にコスプレ用の場合は、わざと自毛とは違う色にして、日常とは違う雰囲気を味わうこともできるでしょう。

まとめ

男性用ウィッグは、ほとんどが薄毛対策のために使われていますが、オシャレのためのウィッグも増えつつあります。会社勤めの男性は、ヘアスタイルを自由に選ぶことはできません。しかし、休日に自分の好きなヘアスタイルにすることはできます。そこで、プライベートな時間にウィッグをつけて、自分の好きなヘアスタイルを楽しむ男性が増えています。オシャレのためウィッグの素材には、人毛、人工毛、ミックス毛があるので、コストや用途を考えて選びましょう。